Sep 02, 2009
手形割引の誘惑
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サッカーのJリーグ1部(J1)は28日、第24節の残り5試合が行われ、ガ大阪は神戸に快勝し、勝ち点を50に伸ばして首位を守った。名古屋は甲府に逆転勝ちして2位をキープ。柏は2点差を覆して川崎を破り、得失点差で4位ながら勝ち点で横浜マに並んだ。川崎は7連敗。鹿島が今季最多6得点で福岡に大勝。セ大阪は浦和に勝ち、5試合ぶりに白星。
◇柏、首位戦線とどまる
得点の入らない重苦しい前半から一転、打ち合いになった後半。落ち着いて好機をものにした柏・田中が、チームを優勝争いに踏みとどまらせる逆転勝利をもたらした。
前半から攻勢を受けた柏。前線と中盤が間延びし、川崎の攻撃を組み立てる中村や柴崎を自由にさせてしまった。ハーフタイムの修正も間に合わず、後半早々に連続失点した。
2点を追う厳しい展開になったが、選手交代でリズムが出始め、工藤のゴールで1点を返すと、逆に川崎の出足が鈍り始めた。「勝っていない分、少しずつ下がってしまった」と川崎・相馬監督。そのスキを田中が突いた。
後半28分、中盤の茨田からのロングボールをワントラップし、同点ゴールを決めた。5分後には橋本からの縦パスに相手の裏に抜け出し、冷静に一度切り返してから決勝点を挙げた。
「点を決めるまでは全くだめ」と周囲との連係の悪さを反省した田中だったが、この日の2ゴールで今季10得点の大台に乗せた。順大4年時に特別指定選手としてプレーした柏に入団して2年目の24歳の活躍に、指揮官も「田中はストライカーらしく、点を取ってから良くなった」。
中断期間を経て、終盤戦を迎える。「いろいろなプレッシャーも楽しんで、もっと上を目指せる選手になりたい」と自らの成長とチームの躍進を重ね合わせる。【村社拓信】
○…2試合連続の逆転負けで7連敗の川崎。試合後の会見で、相馬監督が第一声を発する前の数秒間の沈黙が衝撃の大きさを物語っていた。後半5分に先制し、4分後にはジュニーニョが約30メートルのドリブルからシュートを決めながら、リードを守り切れなかった。チームの要、中村も「2−0になって前がかりになってきた相手の圧力に押された。逆転は起きてはいけないこと。ちょっとショックですね」と落胆を隠し切れなかった。
○…今季最多6得点の鹿島は、大迫の負傷欠場で6試合ぶりに先発した田代が2得点。前半19分に頭で、後半43分には左足で6点目を挙げた。今季は故障を抱えながらも出場16試合で10得点とゴールを量産。この日も左足首痛に耐えながらフル出場し、昨季所属した山形で挙げた自身最多得点に並んだ。
チームは8月を5勝1分けで乗り切り、残り10試合で首位と勝ち点12差の5位。田代は「残り全部勝てるようにしたい。あきらめずにボールを追うだけ」と、さらに上位を狙う。
○…福岡は過去一度も勝ったことがない敵地の鹿島戦で完敗。浅野監督は「我々のサッカーがほぼ90分間できず、活路を見いだせなかった」と話した。
就任以来、前線からボールを奪いに行く守備を目指しているが、この日は連戦の疲れからDFラインを少し下げて臨んだ。しかし、奪いどころがはっきりせず、不安定になった守備陣の背後を突かれて失点を重ねた。終盤、193センチの新戦力FWハマゾッチを初めて起用したが打開策にはならず、浅野監督は「チームとして何をすべきかをはっきりさせたい」と、W杯予選に伴うリーグ戦中断期間での立て直しを誓った。
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柔道の世界選手権は28日に閉幕した。個人戦で日本は男子2個、女子3個の金メダルを獲得。昨年の東京大会での8個(今回実施しなかった無差別級2個を除く)から三つ減らした。特に山下泰裕、井上康生らを送り出した男子の100キロ、100キロ超級の重量級はメダルにも手が届かず、日本男子柔道の「顔」が世界から取り残されている印象だった。
男女とも金メダルは前半2日間の軽、中量級だけにとどまった。男子100キロ、100キロ超級で準々決勝に一人も進めず、篠原監督は「想像していなかった」と言う。100キロ超級では、前回無差別級王者の上川大樹(明大)が初戦敗退。100キロ級前回覇者の穴井隆将(天理大職)も格下のグルジア選手に力で振り回された。
100キロ超級は03年の棟田康幸(警視庁)を最後に優勝がない。今回の8強はドイツ、キューバ、イランなど全て国が異なった。イラン選手に敗れた鈴木桂治(国士大教)は「動こうとしても、上からの力で固められてしまった」。組み手など技術で対抗しようとしても、パワーで支配された。
篠原監督は「外国勢の力が強いのは昔から」という。しかし、このままでは駆け引きで勝機を探る間に、身体能力で勝るアフリカ勢に支配された陸上のマラソンの失敗を繰り返すことも危惧される。パワー柔道を乗り越え、世界の頂点を取り戻すための強化策とは何か。来年のロンドン五輪だけでなく、「日本柔道」の復活のための課題である。【百留康隆】
◇日本勢が獲得した個人のメダル◇
【金】
男子66キロ級 海老沼 匡
73キロ級 中矢 力
女子48キロ級 浅見八瑠奈
52キロ級 中村 美里
57キロ級 佐藤 愛子
【銀】
男子60キロ級 平岡 拓晃
90キロ級 西山 大希
女子48キロ級 福見 友子
52キロ級 西田 優香
63キロ級 上野 順恵
78キロ級 緒方亜香里
【銅】
男子90キロ級 小野 卓志
女子57キロ級 松本 薫
70キロ級 国原 頼子
78キロ超級 杉本美香
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