Sep 04, 2010

不動産担保ローンの種類について

不動産担保ローンは、リコスローンの非リコスローンがあります。非リコスローンは、不動産だけが借金の原子であり、それ以外の財産には債務が適用されません。リコスローンは、担保の不動産以外の財産で債務の返済に至っています。不動産担保ローンのリコス融資は、日本の借金の基本的な方向から非リコスローンは、アメリカの姿です。
クレジットカードのキャッシング枠を資金調達に充てる方がいい。金利が高いわけではない。そのキャッシング枠が既得権になってしまうからだ。そこで、少し返済が進むと、すぐにキャッシュしてしまう状況に陥ってしまうのである。このような状況を打開するためには、適切に資金調達を考えている。
「本当にカネがなかったんだ。どうやってチームを強くするか必死で解決策を探していた」――。米メジャーリーグのオークランド・アスレチックスでゼネラルマネジャー(GM)を務めるビリー・ビーン氏はこう振り返る。同氏を主人公にその活躍ぶりを描き、旧態依然としていた野球界の常識を根底から覆すきっかけとなった一冊が「マネーボール」(原題:Moneyball The Art of Winning An Unfair Game)だ。

 同書は、アスレチックスが統計解析データを用いていかに少ない投資で最大の効果を生み出したか、つまり、年俸の安い選手でいかに強いチームを作り上げたのかについて語られたものである。

 ビーン氏は、元々は選手としてメジャーリーグの世界に飛び込んだのだが、思うような活躍ができずに10年足らずで引退。1990年に球団スタッフに転身した。ところが、時を同じくして、アスレチックスは財政悪化による優秀な選手の放出などによって、厳しい経営状況が続いていた。

 そうした中、ビーン氏が出会ったのが、統計理論「セイバーメトリクス」である。セイバーメトリクスとは、野球においてデータを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価やチーム戦略を考える分析手法だ。ビーン氏は1997年にGMに就任すると、このセイバーメトリクスを駆使し、極力コストを抑えて効率的なチーム力のアップを目指した。すぐさま成果は現れ、2000年から4年連続でアスレチックスをプレーオフ進出に導いたのである。

●「欠陥品を集めている」と揶揄

 ビーン氏の取り組みとアスレチックスの大躍進に目を付け、「マネーボール」を書き上げたのが、ノンフィクション作家のマイケル・ルイス氏だ。「セイバーメトリクスは野球のあり方を大きく変えた。多くのチームでは、打率や打点、本塁打よりも出塁率や長打率の高さを重視するようになった」と同氏はメジャーリーグに到来した変革を説明する。今ではマネーボールという言葉自体も、こうした取り組みの象徴として球界に定着したという。

 ビーン氏がセイバーメトリクスを取り入れたのは、財政難というチームの台所事情に加えて、従来までの選手の評価ポイントを見直すべきだと考えたからである。

「アスレチックスは多くの統計データを持っていたが、実はほとんど使われていなかった。そこで、これらの情報を活用、分析すると、評価に関する新しい視点が色々と浮かび上がってきた」(ビーン氏)

 データ分析によって得られた結果を基に、今までの常識にとらわれない“規格外”の選手のリクルーティングを行った。「ほかのチームは(背が高い、筋力があるなど)外見で選手を評価していた。小柄な選手や太った選手を獲得しようとする私に対して、周囲からは“あいつは欠陥品を集めている”と言われたものだ」とビーン氏は述べる。

 実際、ルイス氏もアスレチックスのロッカールームに訪れたとき、太っていたり筋肉がなかったりと、体型のくずれた選手ばかりで驚いたという。「まるでアスリートらしくなかった。ユニフォームに多くのものが隠されていたのさ」と苦笑する。

●野球にはびこるバイアスを排除

 得てして、歴史が長く保守的な体質の組織は、新しい考え方や行動に抵抗するものだ。特に、野球に限らずスポーツは“経験と勘”が尊重される世界であり、これを否定すれば大反発は必至だった。セイバーメトリクスを持ち込んだときのアスレチックスも同様で、当初はビーン氏とアシスタントの2人で孤軍奮闘していた。

「直感による采配は間違いなく非合理だった。しかし、それを否定して別の手法を提示しても結果が出なければ選手やフロントは耳を傾けてくれない。いかに統計データを示して選手に納得してもらうかが難しかった」と、ビーン氏は振り返る。

 挫折はなかったのか。ビーン氏は「数字やデータを信用すれば、必ず結果が出ると信じていた。それよりもデータの統計解析に取り組まないことの方がリスクだった。勝つためには新たな行動が不可欠だったのだ」と意気込む。

 ルイス氏も続く。「過去データを分析して選手の貢献度を数値化してみると、今までいかにバイアスのかかった見方をしており、誤った評価を選手に与えていたかが一目瞭然だった。わずかなサンプルで結論付け、出塁率など見えにくいものを過小評価していたのだ」。バイアスを排除し、データ分析から真実を導き出すことが重要で、リーダーに求められるのはそうした考え方だという。まさにそれを体現したのがビーン氏だったというわけだ。

●統計学の専門家が終結

 アスレチックスの成功、そしてマネーボールの出版によって、野球におけるデータ分析の重要性が一気に高まった。現在ではあらゆるチームがセイバーメトリクスを取り入れており、データをフル活用して意思決定を行うGMや監督は少なくないという。

 チームスタッフの顔ぶれも一変した。現在、ビーン氏を支えるアシスタントはハーバード大学出身で、「ウォール街で仕事をするような人物」(ビーン氏)だという。これはアスレチックスに限らず、多くのチームが統計解析のプロフェッショナルを採用している。「資金力があり、優秀な人材も多いボストン・レッドソックスはこの分野で先端を走っているし、ニューヨーク・ヤンキースは21人もの統計学者を抱え込んでいる」と、ビーン氏は現状を説明する。

 こうした動きはメジャーリーグにとどまらず、海を飛び越え、日本のプロ野球界でも見られることとなった。北海道日本ハムファイターズや千葉ロッテマリーンズをはじめ、多くのチームが球団運営にデータ分析を取り込んでいる。

「競争優位を得るためには、もはや統計解析が不可欠になった。優秀な人材が野球界にどんどん集まり、データ分析に関する部門は拡大を続けている」(ルイス氏)

 もちろん、野球においてデータ分析がすべてであるというわけではない。スポーツにおいて統計データを裏切る結果が出ることは大いにある。特にプレーオフのような短期戦では運が左右し、必ずしもベストなチームが勝つとは限らない。しかしながら、結果とプロセスを区別して考えることが重要であり、勝率を最大限に高めるためのプロセスを軽視してはならないという。

「野球における統計解析技術は日進月歩で、精度は向上している。今後さらに情報活用に注目が集まり、データ分析によってチーム力の差がますます広がることは間違いないだろう」(ビーン氏)

 ※本記事は、10月26日に米国・ネバダ州ラスベガスで行われた「IBM Information On Demand 2011」の講演を基に作成
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